９１才

先日、一緒に暮らしている祖母が９１才の誕生日を迎えました。
祖母と暮らして７年になるのですが、この間、祖母は少しずつ変わっていきました。
だんだん物忘れが酷くなっていって、体も痩せていって。
しかし、いらつくことがほとんどなくなり、とても穏やかになってきました。
前日に言ったことを忘れてしまうので、些細な嫌なことなら忘れてしまうのかもしれません。

かと言って、完全に自分が分からないわけではなく、週３回通っているデーサービスに行く服を毎回、「これでいい？変じゃない？」と聞きます。
また、末っ子である私の父に買い物を頼むと、「お駄賃」と言って少し多めにお金を渡していたりします。
そんなところを見ていると、９１才になっても女性で母なんだな、と思います。

祖母を見ていると、気づかされることがいっぱいです。